階段を下りると膝が痛い。
椅子から立ち上がる瞬間にズキズキする。
歩いているうちに膝が重くなってくる。
そんな膝痛があると、「もう少し様子を見ても大丈夫?」「病院へ行ったほうがいい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
膝の痛みには、使いすぎや筋肉への負担が関係するものから、靱帯・半月板・変形性膝関節症、感染など医療機関での確認が必要なものまであります。
今回は、膝痛で病院に行くべきサイン、様子を見やすいケース、慢性的な膝痛を放置するリスクについて解説します。
まず知っておきたい「病院を優先する膝痛」
次のような症状がある場合は、接骨院で様子を見るよりも整形外科など医療機関を優先してください。
- 転倒やスポーツ後に強い痛みが出た
- 膝へ体重をかけられない
- 急激に大きく腫れてきた
- 膝が変形して見える
- 膝を曲げ伸ばしできない
- 赤く腫れて熱を持っている
- 発熱を伴っている
- ケガの瞬間に大きな音や感覚があった
特に、膝が赤く熱を持ち、腫れと発熱を伴う場合には関節内の感染症なども考える必要があります。
また、強い外傷後に体重をかけられない、急激に腫れた、明らかな変形がある場合も、早急な評価が必要です。
こんなお悩みありませんか?
一方で、次のような膝痛で悩んでいる方も少なくありません。
- 階段の上り下りで膝が痛む
- 椅子から立つときに痛い
- 長時間歩くと膝がつらい
- しゃがむと膝の前側が痛む
- 膝の内側が繰り返し痛くなる
- 朝より夕方のほうが膝が重い
- 休めば少し楽になるが、また痛くなる
- 3日以上同じ症状が続いている
こうした場合でも、痛みが数日で改善しない、日常生活への影響が大きくなっている場合は、一度状態を確認することが大切です。
膝蓋大腿部の痛みなどでも、数日たって改善しない場合や動かしにくさが増している場合には医療機関への相談が勧められています。
膝痛は「膝だけ」が原因とは限りません
膝は股関節と足首の間にあります。
そのため、
骨盤
↓
股関節
↓
膝
↓
足首・足部
のどこかに動きの偏りがあると、その影響を膝が受けることがあります。
例えば、立ち上がりやスクワットで膝が内側へ入りやすい動作は、膝蓋大腿部痛との関連が知られています。また、股関節や膝周囲の筋力低下・筋バランスも膝への負荷に関係します。
姿勢や骨格のバランスが崩れた状態では、身体を安定させるインナーマッスルをうまく使えず、太ももなどのアウターマッスルへ負担が偏ることがあります。
その結果、膝へ負担が集中しやすい身体の使い方になっているケースがあります。
トリガーポイントが膝周囲の痛みに関係することも
膝が痛いからといって、痛みを感じている場所だけが問題とは限りません。
例えば、
- 大腿四頭筋
- 内転筋群
- ハムストリングス
- 大腿筋膜張筋
- 中殿筋
などに負担が続くと、筋肉内に硬く敏感なトリガーポイントが形成され、膝周辺へ痛みを感じることがあります。
しかし、筋肉だけを何度もほぐしても、立ち方・歩き方や関節の動きが変わっていなければ、再び同じ筋肉へ負担が集中します。
膝痛を悪化させやすい生活習慣
次のような習慣が続いていないか確認してみてください。
- 長時間座ったあと急に立ち上がる
- 階段を急いで下りることが多い
- 片足重心で立つ
- 膝を内側へ入れてしゃがむ
- 運動不足が続いている
- 痛みがあるのに運動量を急激に増やす
- 膝だけを鍛えようとして太ももばかり筋トレする
繰り返し負荷がかかる状態では、膝周辺の腱などへ小さな負担が蓄積し、徐々に症状が強くなることもあります。
自宅で確認できるセルフチェック
① 椅子から立ってみる
膝が内側へ入っていないでしょうか。
② 片脚で立つ
骨盤が大きく横へ傾いたり、膝がグラグラしたりしないか確認します。
③ 階段を一段下りる
片側だけ膝が内側へ入りやすくないでしょうか。
④ 膝を曲げ伸ばしする
最後まで伸びない、途中で引っかかる、強い痛みがある場合は無理に続けないでください。
阿佐ヶ谷きりん堂接骨院での考え方
当院では膝痛を「膝が悪いから膝だけ施術する」という考え方ではみていません。
確認するのは、
- 膝関節の動き
- 股関節・足関節の可動性
- 骨盤や身体のバランス
- トリガーポイント
- インナーマッスルの働き
- お尻の筋力
- 立ち上がり方
- 歩き方
などです。
施術で膝の負担を減らしても、普段の立ち方や歩き方が変わっていなければ、どうしても同じ負担を繰り返しやすくなります。
だからこそ、施術者だけが身体を整えるのではなく、ホームケアを通して患者様と一緒に身体の使い方を変えていくことを大切にしています。
きりん堂だからできる幅広いアプローチ
膝痛の原因や負担のかかり方は、一人ひとり違います。
阿佐ヶ谷きりん堂接骨院では、
トリガーポイント療法
太もも・殿部など過剰に緊張している筋肉へアプローチ。
関節モビライゼーション
膝だけでなく股関節や足首など、動きが低下している関節を確認します。
筋膜リリース
筋膜の硬さや滑走性へアプローチ。
インナーマッスルトレーニング
骨盤や下肢を安定させ、アウターマッスルだけに頼らない身体を目指します。
など、幅広い選択肢から患者様に必要な方法を組み合わせます。
ホームケアでは「膝を鍛える」より動き方を変える
膝痛があると、太ももの筋トレだけを行う方がいます。
しかし大切なのは、膝へ負担を集中させない身体の使い方です。
まずは、
- 立ち上がるとき膝を内側へ入れない
- 股関節から身体を前へ倒して立つ
- 階段では足裏全体で身体を支える
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 下腹部を軽く支えながら動く
ことを意識してみてください。
インナーマッスルがうまく働かない状態では、身体のバランスが崩れやすく、アウターマッスルへ負担が戻り、症状を繰り返す要因になります。
▶ セルフケア動画
※運動によって膝の痛みや腫れが強くなる場合は中止してください。
3~5日続く膝痛は早めに相談を
強い外傷や腫れがなくても、
- 膝痛が3~5日続いている
- 毎回階段で痛む
- 歩く距離が短くなってきた
- 痛みをかばって歩いている
- 以前より曲げ伸ばししにくい
- 日常生活や睡眠に支障が出ている
場合は、早めに状態を確認することをおすすめします。
軽度でも長く続く膝痛や、睡眠・日常動作に影響する痛みは医療機関へ相談する目安になります。
慢性的な膝痛を放置すると、痛みを避けた歩き方がクセになり、股関節や腰など別の場所へ負担が広がる可能性もあります。
まとめ|膝痛は「痛みの強さ」だけで判断しない
膝痛で重要なのは、「我慢できるか」だけで受診を判断しないことです。
体重をかけられない、急激な腫れ、変形、発熱を伴う赤み・熱感、強い外傷後の痛みがある場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診してください。
一方で、重大な疾患が否定されても、トリガーポイント、関節の動き、身体のバランス、インナーマッスル、歩き方などが膝への負担に関係している場合があります。
「3~5日たっても膝が痛い」「階段や立ち上がりで毎回痛む」「何度も繰り返している」という方は、我慢を続けず阿佐ヶ谷きりん堂接骨院へご相談ください。

